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help リーダーに追加 RSS 12歳の少女が書いた「地球の秘密」の本

<<   作成日時 : 2008/02/03 16:03   >>

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『地球の秘密』という本をご存じでしょうか?
 12歳という若さで生涯を閉じた坪田愛華ちゃんという女の子が、学校の課題で描いた環境マンガなのです。この本はその後、多くの人の心を揺り動かし、地球環境問題に大きく貢献していくことになりました
 「私一人ぐらいという考えはやめようと思います。それを世界中の人がすれば、一発で地球はダメになると思います。みんなで協力しあって、美しい地球ができればいいです。」
  坪田愛華さん(島根県簸川郡斐川町立西野小学校6年)は、環境問題について調べまとめるという国語の課題を、得意の漫画で表現しました。そして、1991年12月25日、『地球の秘密』が誕生したのです。しかし、この作品を生み出した数時間後、愛華さんは突然、脳内出血で倒れ、12月27日朝、12年という短い生涯を閉じました。
 その後、遺作としてご両親がコピーをし、同級生や学校に配りました。この小さなきっかけから、わずか半年後、ニューヨーク国連本部で行われた「第1回国連子供環境絵画展」で、『地球の秘密』が英語版でパネル展示、同じ頃、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された「環境と開発に関する国連会議(地球サミット)」でも紹介されたのです。そこで、世界の指導者や賢者がこの本の素晴らしさに驚嘆し、急速に日本でも広まりました。1993年6月5日には、国連環境計画(UNEP)が世界で環境問題に著しい貢献をした人に贈る「国連グローバル500賞」を受賞、しかも、子供に与えられたのは世界初でした。
 『地球の秘密』は、英語、中国語、アラビア語のほか、フランス語、ハングル語、モンゴル語など世界11カ国語に翻訳され、世界合計60万部という環境の絵本としては空前の部数で、今でも世界各国に感動の輪を広げています。この本は、単に「森林伐採反対」と言うのではなく、森林資源を糧に生活している人たちのことも思いやられています。
 『地球の秘密』では、私たちが直面している様々な環境問題に触れられ、その解決の方向性まで指し示されています。小学生の女の子に、こんな広い視野を持った子がいるのかと驚かされます。特に印象的なのは、一方的に「環境破壊反対!」と言うのではなく、止むに止まれず環境破壊を招いてしまう、貧しい国々の人たちの生活を心配し、恵まれた国に住む自分たちが何とかしなければと、綴られているところです。
  環境破壊をくい止めるための、具体的な方法や条約なども紹介されています。物質的豊かさを追い求めるあまり、他者への思いやりを忘れた現代人の心に、幾つもの礫を投げかける一冊ではないでしょうか。
 大自然の中に循環している生命には、無駄なものは何もなく、皆が支えあっているという考えのもと、海の汚染、酸性雨、オゾン層の破壊等の仕組みをわかりやすく解説、そして、これから地球の未来を守るための人間の心のありようにまで、ストーリーは拡がっています。
 今、世界の子供たちが『地球の秘密』を読むことによって、「人間の本当の幸せとは何だろう」ということを心の片隅で考えてほしい――これは、愛華さんのお母様の願いです。
 『地球の秘密』は、地球を救い、地球の未来を問いかける―「地球を動かしている本」といえるでしょう。つまり、これは未来に対する聖書(バイブル)なのです。
 最後に、愛華ちゃんの心からのメッセージをご紹介します。
“子供は親を鏡に育つよね。人間は、地球を鏡にして生きなくっちゃあ”

『地球の秘密』坪田愛華/作 坪田揚子/制作・監修 出版文化社 1,470円
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